Study on Densely built residential areas

Study on Densely built residential areas
2019-01

防災上危険な密集市街地において、地域の防災性を高め、生活環境の改善を図るため、国の政策のもと各地で整備が進められている。一方で、道路や区画から見直され、がらっと街の構造が変わってしまう懸念もあり、その場所に住み続ける人々の生活を尊重できているとは言い難い実状もある。
そこで我々は、密集市街地にて暮らす従前居住者の受け皿となる住宅のありかたについて考えた。
密集市街地に存在している、路地のある暮らしや、長年育まれた近所づきあい。
それは「地面」と地続きの家のつくりが可能にしてきたのではないだろうか。
その暮らしを継承するために、地面とのつながりを感じられる「ニワミチ」を張り巡らし、各住戸へは「ニワミチ」を介してアクセスする計画とした。ここはまちの延長であり、公私がシームレスにつながる共用の空間となっている。また、「ニワミチ」がつくるバッファーは、周囲の居住環境を向上させている。
公園や緑地帯をつなぐ「ニワミチ」は、延焼を防ぐ間仕切りであると同時に、生態系をつなぐ緑のネットワークとして機能する、まちのあたらしいインフラとなる。

date : 2019-01
Program : 集合住宅 social housing
© Model Photo, Drawing by : Torao + Hsieh Architects